自由が丘の「古桑庵」は、大正時代に建てられた純和風の民家をそのまま利用し、室内には靴を脱いで上がる、というスタイルの昔ながらの茶房だ。情緒あふれる庭を窓越しに眺めているだけでも、癒しの効果がありそう。近所の主婦たちが交替で切り盛りする茶房では、素朴ではあるがきっちりと手をかけた甘味と日本茶がいただける。にぎわう週末でも相席にはならないため、心からくつろぐことができるだろう。
人気のメニューは、季節のフルーツをたっぷりと盛り込んだあんみつ。ほうじ茶付きでお値段は800円。暑くなったらかき氷、寒くなったら甘酒、といった具合に、季節感を大切にしたメニューも人気だ。
築40年以上の木造アパートの1階部分を改装したという「神楽坂 茶寮」は、落ち着いた雰囲気が漂う和風モダンなカフェだ。京都の町家をイメージしたこのお店は、訪れた人がのんびりできるように、テーブルレイアウトや小物はもちろん、BGMの音楽にもこだわっている。
また、店のイメージに合わせたメニューにも、モダンでいて懐かしい和のテイストが感じられる。スイーツはもちろん、有機栽培や減農薬などの食材を使ったフードメニューも好評だ。
“くるみとわらびもちのタルト”は、タルト生地にクルミ入りのつぶあんと生クリームを載せ、抹茶風味のわらび餅をトッピングした、新発見の味だ。プリンを求肥の皮で包んだ“プリン大福”もおすすめ。抹茶椀でいただくコーヒーも新鮮。