「イデミ スギノ」のケーキは、「イートインで食べるのが基本」とも言われるほどに、ブティックの奥にあるサロンですぐにいただくケーキには、別格の味わいがある。夕方頃にはほとんどが売り切れてしまうというケーキは、1991年のフランスリヨンワールドカップ受賞作である“アンブロワジー”をはじめとする、季節ごとの旬の素材を使った、その時でしか味わえないものが数多くそろっている。また、杉野シェフ自らが選んだという器も、イートインの楽しみの一つだ。
イデミ スギノの定番は、もちろんフランスリヨンワールドカップ受賞作の“アンブロワジー”だ。チョコレートとピスターシュのムースの中に、木イチゴのジャムが隠されている。アンブロワジーはイートインでのみ味わえる。
六本木ヒルズのけやき坂通りにある「ル ショコラ ドゥ アッシュ」は、シェフが店内の細部に至るまでこだわり抜いた、ショコラを楽しむための上質な空間だ。
ショーケースに並んだ32種ものボンボンショコラは、徹底した温度管理によって、常に最高の状態に保たれている。甘いだけではないショコラは、カカオの上品さが感じ取れる深い味わいが人気で、手土産として購入していくゲストも多い。デリケートなショコラに合わせた甘口のワインなど、アルコール類もそろっている。
“ワインと味覚のトリコロール”は、甘口で口あたりの良い「シャプティエ」ワインと、ほろ苦さやうま味が生きたショコラ3種がセットになっている。お互いを引き立て合う高級感のある味わいだ。